コロナ禍で増えるであろう社会保障費。
コロナウイルスの事以外にも書きたい事はあるのですが、どうしても最近記事を書くとなるとコロナ禍がからむような記事内容を書く事になります。(まあ当たり前か笑)
受診に際しては感染を防ぐという目的で1ヶ月に1回の受診が3ヶ月もしくは半年に伸び、それで問題が無い患者(定期処方の為のみの患者等)については「あれ、今後はもう6ヶ月に1回の受診でいんじゃね?」となり徐々に徐々に患者さんは「日本の医療が崩壊してしまう」「このような診療報酬でどうしたら地域医療を守れるのか」という主張の裏にフリーアクセスを担保した上での薄利多売の診療報酬制度の下では病院は一定数以上患者数を確保しなければ利益が出ない経済の論理に医療が絡め取られている現実を知ることと思います。大体病院の数が多すぎなんですよね。国は本気で社会保障費を減らす気なんて無いんじゃないかな、とすら思います。故に私個人は今一番日本の医療政策にとって必要な施策は「なんらかの形で開業医を減らす方向に進める」施策だと思っています。「勤務医になることにメリットを感じさせる」施策と言い換えても良いかもしれません。これは、ある程度規模の大きな病院で勤務されている方なら誰でも頷いて頂ける提案ではないでしょうか?臨床経験を十分に積んだ医師が看護師等のその他の職種を引き連れて退職して開業する構図はみんな体験しているのでは。特に眼科とか皮膚科とか。病院の数が増えるという事は患者さんにとっては選択肢が増えますし、販売代理店にとってはものが売れるチャネルが増える訳ですから皆喜ぶのかもしれませんが、社会的には医療資源は無駄遣いが増えるという別の目も必要なのではないかと思いますね。
商魂逞しい人は嫌いではないのですが・・・
コロナ禍に突入してから、色々な業者の方から物品の売り込みの電話がかかる件数が増えて来ました(他の病院の方も同様では無いでしょうか?)。最近だとウチのマスクは全て国産で、ここが優れているから~~だのと代理店も通さず直販だから価格安い~~みたいな売り込みがあったのですがまあ買いませんよね笑。代理店・メーカー問わずなのですが、コロナ禍をビジネスチャンスと捉えてここぞとばかりに売り込み攻勢をかけるのは嫌いな対応では無いのですが、どこの医療機関の職員の方もコロナで経営が落ち込み今まで以上に一人一人に業務負荷がかかってピリピリしている状況です。売らんかなの前に業務の邪魔にならないようなやり口で且つメリットを感じるようなやり方を考えてみてはいかがでしょうか。(そんなもんなかなか思い付きませんが)そんな中でも特に多くかかってくる商品の1つにサーモグラフィーの購入を打診される電話が特に多いですね。マスクは最近ある程度需給が穏やかになって来ましたし単価も低いですから1件当たりの購入単価が高額になる物品の方が儲けも出やすいのでしょう。金のある病院はさっさと導入を決めてすでに病院の入口で体温計持って検温するというプラスアルファの業務から解放されている所もあるのでしょう。うらやましいですね。当院は導入の話にすらならず人手を駆り出して検温しております・・・
自分にとってはこれからの人生の方が大事!!
話は全然変わりますが、最近はハローワークに行って考えていた進路のことについて行政の人と相談をしてきました。ざっくりとではありますが、この次の職はITのエンジニアをやりたいと思っています。前々から情報通信産業が自分には合っているのではないかなあ、と思っていた所なのですが未経験でエンジニア転職なんて・・と思っていた折に色々調べてみた所、行政が「公共職業訓練」「求職者支援訓練」と言った行政サービスを提供してくれているという事がわかりました。場合によっては就職先の斡旋までしてくれるとの事。もっけの幸いという事で退職後はエンジニアへの道を歩みたいと思っています。最終勤務日については年休を全て取得すると来年の1月末くらいになりそうです。少し落ち着いたら今まで不義理をしていた地元の友人に声をかけて酒を酌み交わそうと思います。あとこのブログもドメインはこのままでゆるーりと継続しようと思います。30過ぎの独身男が医療事務という全く潰しのきかない職を辞したらどうなるか?そんなに多くない頻度での更新にはなるでしょうが、同じような境遇の方にはこんなやつもいるんだな、じゃあ自分は大丈夫だ、と皆さんに思って頂けるような感じでこれからもやっていこうと思います。
それでは、今夜はこんな所で。