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当直業務はつらいよ②

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なぜ医療事務にとって当直業務はストレスなのか?

さて、前回の記事を今見直すと結構支離滅裂ですね笑。時間を置いたら記事を手直ししようかなと思います。ですが、それだけこの仕事についてからの当直業務というのはストレスフルな業務の1つであったのは間違いがありません。なぜストレスであったのか?当直業務についての2回目の記事は自分が当直業務に感じたストレスの原因を書いて行きたいと思います。

 

1 肉体と精神がきつい。

これは若いからとかいう問題では無いですね。前回の記事にも書きましたがうちの組織で当直をやると平日なら朝勤務してから翌日の明けまで30時間近く拘束されるされる訳です(原則的に)。しかし、これも病院ごとによって違う対応ですが、上席者(いわゆる役がついていない人)は当直に入らない人もいます。でもこれも結局は30代の後半からで役がつかなければ普通に当直に入る事になります。うちの職場には同じ職種として女性も何人かいますが、体はきついはずです。こんな所も女性が辞める理由の1つになるんだろうなあ。

 

2 生活のリズムが狂う

これが本当にきつい。主として患者さんが来たらその事務的な対応をするのが業務な訳です(それ以外もあるんですが)。ですから夜患者さんが来なければある程度寝れるのですが、やはり当直の就寝と自分のベッドで寝るのは訳が違う訳で、当直中に8時間寝たとしてもやっぱり疲れは取れず家に帰った後自宅で、寝る事になります。すると当直明けの夜は寝れない訳で、リズムの崩れが3日も4日も続く事になります。

 

3 不平等感でのストレス

僕自身はこれが何よりのストレスでした。不平等感とは何か?具体的には病院間、部署間、職種間での職員の扱いの差が何よりの不満でした。順を追って話して(愚痴って)行きたいと思います。まず1つ目の病院間の不平等間についてですが、先にも述べたように僕が勤めている病院はグループ病院です。病院が何個も有るわけですからその中では儲けられる病院とそうでない病院に人員配置や設備投資の優先順位に差が出てくる訳です。そしてそれがそのまま病院の序列になる訳ですが、端的に稼げる病院だと事務職でも人がいっぱいいるから当直は朝8時30分で帰って良いとかいう対応をしている訳です。いや、同じ運営会社に勤めていて労働条件の部分で差をつけていいはずなかろうというのが僕の考えなのですが(早く帰る事には賛成ですが)、そういう小さな部分から不満の種が発芽する事に上の連中は気がつかないようです。

 2つ目の部署間の不平等間ですが、これも本質は同じですね。なんでかわからないのですが、同じ病院内の課によって人が足りなかったりだぶついていたりします。そうすると足りない課にいたりすると当直明けの時に緊急対応しなければならない場合そのまま残らされたりします。本当アホ。そして、課の上長が優しい方だった場合はキツい当直だった場合早く帰っていいよ、等の声を掛けてもらえるのですがそうでない人の場合はそうではありません。ですからあっちの人が帰っているのにこっちは帰れないみたいな事例も多々見てきました。個人的にはそんな対応をしている人間がアホに見えて仕方が無いのですが、僕の考え方がおかしいのかもしれません。

 3つ目は職種間の不平等です。例えば自分が今所属している病院では看護師さんは当直の後に朝8時半に帰ります。しかし、事務職は昼までいます(原則として)。なんで事務だけ昼まで残るのがデフォルトなの?色々理由をつける事はできますが、人間は感情の生き物ですから不満は出てきます。

医療事務職に就職を検討の方へ

うーん、やっぱり書けば書くだけ不満が出てきます笑 基本的に上場している株式会社等であれば入退職者の母数が多いでしょうから転職掲示板等でも実情をある程度調査する事は可能かと思います。ですが、病院の事務だとやっている内容が病院間で違い過ぎてAという病院の事例を参考にしてああ、これなら大丈夫だとBという病院に入ったらとんでもないブラック環境だったという事もあり得ます。コロナ騒ぎでボーナスカットやら何やらと騒がしですが、この記事を見て頂く事で就転職で医療事務業界に入る事を考えている方の一助となれば幸いです。後、補足ですがこれを書いているのは2020年7月なのですがこれからの社会はどんどん事務作業はAI化していく事が予想されます。病院経営において本質的にバリューを生み出せる仕事ができるのは「医師」だけなのです。ですからそれ以外のライン部門の人間というのは本質的には余剰人員なのです。今就職を考えている方はそこの所を重々検討した方がよろしいかと思います。(この話についてはまた別の記事にしたいと思います。)

 

それでは今日はこんな所で。おやすみなさい。

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